福岡市に行ってきました

5月25日、福岡市で行われた「ツアーに行ければ誰でもできる、初めての個人旅行」で、ゲストスピーカーとして講演させていただきました。
ryot02このセミナーは、とある勉強会がキッカケで交流させてもらっている深川さんが開催したもの。深川さんは、さまざまな世界遺産を巡り、その楽しさを発信している「世界旅行コンシェルジュ」なのです。

深川さんは各国の世界遺産を周っていますが、最も多く行っているのが中国。たしかに中国はイタリアに次いで、世界遺産の数が第2位。周る価値はあります。それでは、深川さんは中国好きなのかというと、その真逆。むしろ大っキライという方です。それでも、「イメージだけでキライというのは簡単だ。実際に行ってみて、本当にキライになってやろう」という心意気で世界遺産を周っています。かなりの傑物です。

深川さんは、基本的にはツアーを利用せず、バックパックを背負って一人で中国の世界遺産を周っています。実は中国の世界遺産は観光地化されていないところもあり、到着するまでの交通手段がないケースも多々あるのです。そんなところでもヒッチハイクなどを利用して進んでいく深川さん。その信念たるや凄まじいです。ただ、中国語が話せるわけではないので、ときに苦労している様子がFacebookなどを見ていて感じました。そこで中国語翻訳などを少しだけお手伝いさせていただき、縁が深まった次第です。

今回、深川さんが開催するセミナーにゲストとして呼んでいただく際、「何か、中国関連のお話してちょ」と言われました。そこで、「中国で人気がある日本のマンガ」といった話題をお伝えさせていただきました。この手の話は、実体験があって、実際にマンガ好きの私の得意分野です。聞かれている方も初めて知る内容もあったことと思います。

また、もうお一人ゲストで登場したのが、先般のイタリアセミナーでお世話になった三浦さん。イタリアは世界遺産の数が第1位の国。今回のテーマにピッタリのお話をされていました。

福岡に縁ができたこと、とても感謝しております。深川さん、どうもありがとうございました。

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ブランフォード・マルサリスが日立にやってきた!!

branford01ジャズの生ける伝説ブランフォード・マルサリスが、なんと日立市にやってきたので聞いてきました。いいのか? ヴィレッジ・ヴァンガードやマディソン・スクエア・ガーデンに行かなければ聞けない人だぞ!?

今回の話が実現したのは、ひとえにジャズピアニストである小曽根真さんのおかげです。小曽根さんとブランフォード・マルサリスは、ジャズの名門大学・バークリー音楽大学の同級生という間柄。
小曽根さんは、東日本大震災の直後に日立を含め、日本各地をチャリティツアーしていました。そうしてできた縁によって、私たちはブランフォード・マルサリスの演奏を日立で聞けたというわけです。

マルサリス家というのは家族全員が著名なジャズミュージシャンで、ジャズの歴史を切り開いてきたファミリーです。なかでもブランフォード・マルサリスは、もっとも才能溢れた存在として有名です。

彼もマイルス・デイビスのバンドに所属していたので、やはりマイルス・スピリッツを受け継いでいます。そのため、ロックやクラシックのエッセンスも貪欲に取り入れてきました。かといって決して難解ではなく、その透明感溢れる音色にはジャズのことを知らない人でもグッと来てしまうことでしょう。

また、小曽根真さんも魅力的な方です。ジャズミュージシャンとしての才能はもちろん、そもそも人間の器が大きいと感じます。話し方が温厚で、ジャズに初めて触れるような人たちへの配慮を欠かしません。みんながハッピーになるために相当な努力をしている方だと思います。だからこそ、ジャズ界のビッグネームたちといっしょに世界を駆け巡ることができているのではないでしょうか。

今回のコンサートでも二人の温かい音色を堪能しました。難しいことを考える必要もなく単純に音楽を楽しめました。それにしても、二人とも50代には見えない若さ。やはり、つねにエネルギッシュに生きている人はお若いですね。

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鹿島アントラーズ VS サガン鳥栖戦

antlers0211月23日、鹿嶋市の友人に誘われて、Jリーグ第32節「鹿島アントラーズVSサガン鳥栖戦」(カシマサッカースタジアム)を観戦してきました。アントラーズも優勝争いにからんでいるなか、混戦状態にあるため一敗もできない状況でした。

嬉しかったのは、この間のオランダ戦・ベルギー戦で大活躍だった大迫勇也が出場したこと。遠征から帰国したのは21日でしたから、まさか出てくるとは・・・。ホームの試合であること、優勝に向けて落とすことができない、それほどの試合だったということでしょう。写真中央は、シュートを放つ大迫勇也。
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ちなみに、「大迫半端ないってTシャツ」の注文がオランダ戦後から殺到しているそうですよ!! なんのことかわからない人はググッてください。

両チームとも動きのある、見応えのある試合でした。しかし、結果は残念ながら、1-2でアントラーズの負け。ロスタイムあとわずかで終了というところで入れられたのですから、大ショックでした。この敗戦でアントラーズは5位に後退。事実上、優勝は難しい状態に。首位・横浜マリノスを追っていた浦和レッズ、サンフレッチェ広島も負けたため、30日の次節でマリノスが勝てば優勝することになりました。

kashima-zinguさて茨城県鹿嶋市は鹿島アントラーズで一躍有名になりましたが、実はとてもとても歴史がある町なんです。なにせ鹿島神宮があります。1300年前に編さんされた『常陸国風土記』に鹿島神宮の記述が載っていますから、軽く1000年を超える歴史を持っています。
大化の改新の立役者で藤原氏の始祖・中臣鎌足は奈良の出身ですが、この鹿島の出身という説もあります。たしかに中臣家は神職の家系なので、一理あるかも。

bokudenもうひとり鹿島の偉人で欠かせないのが、生涯無敗の剣豪・塚原卜伝。卜伝も神職の家に生まれ、鹿島神宮で剣の修行を積みました。後に諸国を武者修行で回り、武士や将軍にも剣術を指南するほどの腕前でした。剣豪将軍として有名な足利義輝も弟子の一人です。

鹿嶋市。サッカーファンだけでなく、歴史ファンにもアツイ町です。

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福島県いわき市小名浜に行ってきました

以前、お世話になったバーチャル・ハーモニーさん(山野辺 久生社長)に会いに、福島県いわき市小名浜に行ってきました。
同社は、3Dコンテンツの制作を得意としています。下は古文書に書いてあった磐城平城(いわき たいらじょう)を3DCGで復元したものです。歴史ファンの私としては、もう胸アツ。
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こうした歴史以外にも、地理・数学・宇宙といった3D教材を多数作っています。目で見るからとてもわかりやすい。あぁ学生時代にこうしたものに出会っていれば、勉強嫌いにならずにすんだものを。

onahama01さて、いわき市小名浜といえば、東日本大震災で津波が直撃した地域。同社も小名浜港の間近にあったため、津波が押し寄せ、これまで培ってきた資料もデータもほとんどが流失してしまいました。

それでも、前へ向いて歩きだす小名浜の人たち。同社も元気に事業を継続。
小名浜港も原発事故以降はずっと休業していましたが、10月18日にやっと試験操業が開始されました。本格的な操業に向けて、少しずつ士気が高まっています。

小名浜港にある食堂「うろこいち」で昼食をいただきました。ここは山野辺社長のご実家が経営しており、テレビにもよく登場する人気店です。このお店も津波によって2年近く休業していましたが、地元の方々や常連さんたちの後押しを受け、今では元気に再開しています。刺身定食のボリュームは凄かったです。
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小名浜港には、獲れたての海の幸を買ったり食べたりできるいわき市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」(写真左)があります。その先には、国内有数の水族館「アクアマリンふくしま」(写真右)もあります。震災にめげずに前進している小名浜、オススメの観光スポットです。
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「石岡のおまつり」に行ってきました

sosyagu「石岡のおまつり」(茨城県石岡市)に行ってきました。
正式名称は「常陸國總社宮例大祭」(ひたちのくに そうじゃぐう たいさい)。長くて難しい漢字を使っているので「石岡のおまつり」という通称で呼ぶのが一般的です。関東三大祭りの一つに数えられる歴史と規模を誇っています。

石岡市。今でこそ典型的なローカル都市ですが、7世紀には常陸国の国府が置かれ、次いで国分寺も建立されました。
そうなんです。古代、茨城の中心地は水戸ではなく、なんとこの石岡だったんですね
このことは茨城県民でも知らない人は多いです。
国府は長らく消失していましたが、70年代に発掘され今では「常陸国府跡」として国の史跡になっています。
さらに、古代では、各国の国府近くにさまざまな神をまとめて祀った総社を設ける習慣がありました。常陸国において、その役割を担ったのが常陸國總社宮というわけです。

さて、どの神社にも例祭はありますが、なぜ関東三大祭りに数えられるほど規模が大きいのか? 何がそんなにスゴいのか? それを確かめるため、行ってきました石岡市に。

2013年9月15日、石岡市に下り立った私でしたが、なんと台風がえらいスピードで接近中でした。そのため、もうほとんど嵐と言える横殴りの雨が、朝から吹き荒れていました。駅前にいた観光協会の人に、「さすがに今日は中止っすかねぇ?」と聞くと、「う~ん、本部はまだ中止と判断していないようなので・・・」と、彼らも状況の判断に困っている様子でした。

しょうがないので、お目当ての奉納相撲を見に、常陸國總社宮へレッツラゴー。
嵐のため、町には人っ子一人いません。山車もわずかですが出ていましたが、雨合羽仕様です。ホンマに今日、お祭りやるんかいな?
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と不安の中、總社宮へ到着。おぉ、お相撲さんたちがいる!! 奉納相撲やるのか!?
ところで、奉納相撲とは何かといいますと、古代では神事に相撲が欠かせないことは聞いたことがあると思います。神様の前で相撲を取ることで、豊作や無病息災を祈ったわけですね。
この「石岡のおまつり」でも、1700年代から奉納相撲をやり続けてきたんです
かつては、大人の力士でしたが、今は高校生力士がその大役を担います。実はこの奉納相撲は、茨城県高校相撲選手権でもあるのです。スゴくないですか? 相撲の県大会がイコール神様への奉納相撲になっているんです。ここで相撲を取れる選手は、幸せ者だと思います。

しかし、開始時間になっても、始まる様子がありません。無理もありません。なにせ台風です。嵐です。そして、アナウンスが流れます。「選手たちのケガなどを考慮し、今年は神事のみ行い、相撲はとらないことになりました」と。観光客としては残念ですが、至極当然の判断だと思います。
それにしても、今日のお祭りはどうなるんだ? と関係者も観光客も不安の中、昼頃から奇跡的に晴れました。このまま晴れが続いてくれ~。

願いが通じたのか晴れは続き、人がわらわらと町にあふれだし、そのうち押すな押すなの混雑に。そして午後3時、昼のクライマックスである幌獅子のパレードが始まりました。
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この幌獅子、簡単に言うと獅子舞なんですが、頭の重さが24kgもあります。あれで舞うのは相当に大変なのですが、それだけに迫力があります。そして、布の幌で覆われた体の部分には、楽器隊が乗っており、大太鼓・小太鼓・笛・鉦(しょう)で演奏しています。そんな幌獅子が大行列をつくって、町を練り歩くのです。その数はなんと30台以上。すごい迫力でした!!

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上野動物園に行ったら「動かない鳥」がオススメ

shinshin先般、上野動物園に行きました。
当然、パンダのシンシン、リーリーは見ますよね。午前中に行ったので、運よく食事している姿が見れました。午後は、エネルギーを消費しないため、ただひたすら寝ています。パンダが寝ている姿ってのは、ぐて~っとしていて、いいっすね~。癒されますね~。

パンダの祖先は熊と同じ仲間、つまり肉食動物でした。ところが、あるとき環境の変化でエサとなる動物が消滅。それで仕方がなく、エサを求めて移動し、辿り着いたのが中国・四川省の竹林だったわけです。そこには竹しかありませんでしたが、外敵がいなかったので、竹を食べてそこに定住する道を選びました。
とはいえ、体の構造が竹を消化しやすいようにできていませんので、かなり長い時間をかけてもわずかなエネルギーしか得られません。だから、一日中寝てエネルギーを消費しないようにしているんですね。

ここにダーウィンの「進化論」のおもしろさがあります。パンダは強くなったから生き残ったわけではなく、環境に対応したから生き残れたんですね
だって、肉食動物の体で、草を食べているんですよ。ムチャクチャでしょ。

逆に、恐竜のような強大な力を持っていても、環境の変化に対応できなければ絶滅します。なんだかこれって、人間社会や歴史にも当てはまりますね

ただ、最近の研究では、鳥類の祖先に当たる始祖鳥は恐竜が進化した姿とのことで、そう考えれば恐竜は絶滅せずに今も大空を飛び回っていることになります。
な~んてことをいろいろ考えることができる。大人になってから行く動物園というのもいいもんですよ

hashibirokouさて、パンダの影に隠れてしまって他の動物たちはあまり目立ちませんが、この上野動物園にいる動物の数と種類は国内はもとより世界屈指。なかでも個人的にオススメしたいのが、「動かない鳥」として有名なハシビロコウです。
鋭い目つきと靴のようにゴツゴツしたくちばしが特徴の鳥です。彼らなら“恐竜の子孫”と言われても納得してしまう。

何がスゴイって。
本当にピタッと動かないのです
剥製か? と思ってしまうほど動かない。しかし、たまに動いて、見ている人をビックリさせます。なんなんでしょうか、この鳥は?

まず大きさですが、全長約1.2m、体重約5kgとかなり大型の鳥です。この大型の体では、獲物である魚を狙うときに逃げられてしまう。そこで、ピタッと止まるという動作を身に付けたのではないかと考えられています。数時間まったく動かないことはザラだそうです。
彼らも環境に適応することで生き残ってきた動物ということですね。でも、個体数は減っており、絶滅危惧種とのこと。

いずれにしても、元から止まっている写真だけでは、そのピタッぶりがわからないでしょうから、ぜひ行って見ることをオススメします。

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