本日11月21日に衆議院が解散され、12月2日公示、同14日に投開票されることになりました。「何で解散するの?」「他にやることあるでしょ!」「大義がないのでは?」という意見をよそに選挙に突入。国民・有権者が置いてけぼりなのは、今に始まったことではありませんが、これで政治や選挙に関心を持てというのは難しいですね。
関心が低い状況なのに、大手メディアはこぞって「アベノミクスの是非を問う選挙・・・」とか言っちゃう。これでは、有権者との溝は広がるばかりだと思います。有権者が皆、メディアにお勤めの方のように高学歴で、頭がいいわけではないんですけどね~。
私は思想的には右でも左でもなく、支持政党もありませんが、政治・選挙へ関心を持ちづらい状況が改善されないことには懸念を覚えています。
「なんで、選挙があるの?」と子供に聞かれて、明確に答えられるお父さん、お母さん、学校の先生は少ないでしょう。
たいていは、「国民の義務だからだよ」とか「国民が政治家を監視する仕組みなんだよ」と答えるでしょうが、それだけでは自分との関わりが乏しすぎて、関心など持てません。自分の知っている人が出馬する、自分と考えを同じ人が立候補する、だから応援したいとかね。そうした感情移入できる要素がなければ・・・。
これまでの日本であれば、無関心の人を相手にしなくても選挙や政治が運営できていました。いわゆる三バンと呼ばれる「地盤」(地元支持層)、「看板」(知名度、世襲)、「鞄」(選挙資金)だけが重要だったのです。しかし、時代は確実に変わっています。
その三バン全てが揃っている田中眞紀子氏ですら、先の選挙で落選。しかも、今回の選挙には不出馬を表明する事態に。これまでの日本の選挙であれば、考えられない事態です。
この変化は、いい方向にとらえることができます。これまで日本の政治は、世襲議員の周辺だけで行われてきたといえますが、それ以外の人にとってもチャンスは増えているからです。ネット選挙の解禁もこの流れに拍車をかけるでしょう。
一方でこの変化を、悪い方向にとらえることもできます。これまでの日本であれば、選挙や政治に無関心な人でも国が護送船団してくれていました。無関心でも食べることに困らなかったのです。しかし、もう国にはそんな体力は残っていません。こういう状況では、無関心な人から取り残されていく可能性が濃厚です。そのため、これからの時代はさまざまな事に関心を持ち、思想を磨き、行動することに越したことはありません。
とはいえ、いきなり意識を変えるのは難しいでしょう。私なら難解な政治書籍ではなく、以下のマンガをオススメします。読めば、「選挙に行かない」なんて言っていられなくなると思います。
・無関心こそが最大の敵!『サンクチュアリ』が伝えたかったこと
初めまして…
おっしゃる通りだと思います。
政治家はその主権者たる国民の鏡です。
民度・関心が低い国民には、その程度の政治家しか生み出されません。
民主主義は先人の血によって獲得されたものであり、天から与えられたものではありません。
それを自覚せずに、民主主義の上に胡坐をかく国民は、それ相応のしっぺ返しを食らう……自明の理です。
どこかで覚醒し行動せねば、我日本国に未来はありません。
>>>Hiroさん
コメントありがとうございます。
今までなら、関心が低くても食べていけたんですよね。それだけ、日本が豊かだったってことで。
でも、これからは違う。おっしゃる通り、「相応のしっぺ返しを食らう」ことになると思います。