日刊工業新聞の金融面で担当させていただいている「『地方』から見た中国経済」(毎週火曜日、全8回)。昨日、第4回目が掲載されました。記事の写真をクリックすると拡大します。
今回のテーマは、中国の大気汚染です。日本のニュースでは、PM2.5で曇っている中国の映像が繰り返し流れたので、よほどの人でないと今の中国に旅行しようとは思わないでしょう。ただ、反応がそれだけというのも寂しいです。「この大気汚染をビジネスチャンスに変えるぜ~!」みたいなクレイジーなチャレンジ精神旺盛な人や企業がもう少し現れてほしい、そう思って書きました。
そこへ行くとIBMとか、マイクロソフトとか凄すぎますね。すでに中国の各級人民政府にネゴシエーションして、ビジネスをまとめ上げたというじゃありませんか。一方で、成都市ではシェアリング・エコノミーのUber(ウーバー)が急成長中とも。一体何なんです? 彼らのエネルギッシュさは?
それでも、日本は足尾銅山事件、四日市ぜんそく、水俣病といった深刻な公害を経験し、それらを克服してきました。実際、川崎市や北九州市などには優れた環境技術を持っている企業も多いのです。こうした企業がもう少し注目されてほしいですね。
外部リンク
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