ロシアW杯、中国企業のスポンサー料は約900億円

「日本代表の初戦勝利で沸く、2018年ロシアW杯。一方で、目が行ってしまうのがスタジアムの広告看板。「万达」「蒙牛」「冠益乳」「海信」といった漢字の広告が並びます。これらは中国企業の看板。

今大会、中国企業が投下する金額は約900億円でなんと世界一。「FIFAパートナー」、「FIFAワールドカップスポンサー」という上位スポンサーには、4社が名を連ねています。
大連万達集団(ワンダグループ、不動産)
蒙牛乳業(乳製品)
海信集団(ハイセンス、家電)
維沃移動通信(スマホ)

かつてはセイコー、キヤノン、富士フイルムといった日本企業の看板がW杯に出ていたんですけどね。2014年にソニーが撤退したのを最後に今はゼロ。ちなみに、韓国企業はサムスン1社がスポンサーになっています。

┐(‘~`;)┌. ふぅ~。これが世界の趨勢であり、現状か……。

日本人および日本社会は、今でも欧米が大好きで、アジアに無関心なんですが……
当の欧米が重視しているのは、もはや中国なんですよね。チャイナマネーがないと、大会運営に支障をきたすレベル。

サッカー中国代表がW杯に出場したのは、2002年日韓大会の1回だけですが、今後は豊富な資金をバックに台頭してくるでしょうね。

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茨城空港発→現在も大発展中の上海行き

 
いやあ~茨城空港って便利だな~。東京駅―茨城空港間、片道500円でバスに乗れちゃうんですよ(現在、このキャンペーンは終了)!!

駐車場だって、何日止めても無料!!

って、ステマっぽい書き方しちゃいましたが、結論言いますと、かなりお得で便利な空港です。ぜひご利用くださいね。

とてもリーズナブルな春秋航空

茨城県日中友好協会の今回の訪中は、北京で開催される「日中友好交流大会」に出席することが大きな目的でしたが、地元の茨城空港を利用しその便利さを伝えることも大切な仕事。ということで、茨城空港→上海→北京→上海→茨城空港と、大陸沿海部をぐるっとする旅程になったのです。

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茨城空港からは春秋航空が上海便を飛ばしています。平日で運が良ければ5,000円で上海に行くことができます。国内の新幹線より安く、海外に行けるってどういうこと!? LCCの先駆者的存在として、成長を続けている理由がわかります。

LCCなのでコストカットを徹底していますが、機内はちょっと狭く感じる程度。食事などはすべて有料。簡素ですが、上海まで3時間の旅においては気にならないでしょう。

上海、今も鋭意発展中!!

さて、上海に着きました。今回、観光の時間はほとんどなし。それでも街で撮りまくった写真で、現在も大発展を続けている上海を無理やりレポートしてみます。

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左のタワーは上海のシンボルである「東方明珠電視塔」(高さ467.9m、wiki)です。

写真右から2番目に高い栓抜きみたいな形をしたビルは、「上海環球金融中心」(高さ492m、wiki)。現在、中国一高いビルです。森ビルが作ったこともあり、上海ヒルズと呼ぶ人もいます。

では、その上海ヒルズを遥かに凌ぐ、写真右の超超超高層ビルは何!? うねった特徴的なデザインのこちらは「上海中心」(完成後の高さ632m、wiki)。うねりは龍が天空に舞う姿をイメージしたそうです。これらの超高層建築物は、まさにエネルギッシュに成長する上海、そして中国を象徴しているといえます。

上海といえば豫園、そして小籠包

上海といえば「豫園」(よえん、wiki)と言われるほど、定番の観光スポット。超高層ビルが立ち並ぶ上海において、明代の状態を残した心落ち着く庭園です。そこに隣接しているのが「豫園商城」(wiki)。こちらは観光客でごった返しており、いかにも中国らしいところです。
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レストランやお土産屋が集中しており、宝石、医薬品、食品などなんでも売っています。上海名物の小籠包も、100年以上前からこの地域で育まれてきました。ただ、豫園商城にはパワフルにしつこい物売り、スリも多いので、単独では歩かない方がいいでしょう。あとドローンが観光客の至近距離を飛んでいて、危ないと感じました。

上海観光は周遊バスが便利

shanghai03この豫園を含めて、上海の主要観光スポットを巡る2階建て周遊バスがあります。これかなり便利ですよ!

30元で1日券カードが買え、これがあれば周遊コース内で自由に乗り降りできます。また、座席にはイヤホンがあり、7か国語の音声ガイドで観光スポットの歴史などを解説してくれます。ちなみに、このバスも春秋航空の関連会社が運営。春秋航空は勢いありますね。

上海一の繁華街である「南京路」(wiki)。平日なのに凄まじい人!
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shanghai05この当たりは西洋風建築が立ち並んでいます。19世紀、欧米列強の共同租界として発展したからなんですね。

右はイギリス式建築物の上海美術館(wiki)。租界時代は競馬場のクラブハウスでした。

下は租界時代の洋風建築が立ち並ぶ「外灘」(ワイタン、wiki)。夜景の美しさは世界屈指ですよ!
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外灘には、旧ジャーディン・マセソン商会ビルもあります。ここには幕末、長州ファイブ(長州五傑:井上馨、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤博文、井上勝)も訪れました。
長州ファイブをロンドンにいざなったジャーディン・マセソン商会

ゆるキャラもいる

shanghai07上海にもゆるキャラがいます。小籠包からデザインされた「PAOPAO」です。日本向けPRのために、上海市観光局によって2012年に制作されました。日本人が喜びそうなツボをしっかり研究しています。中国あなどれません!

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もうひとつ紹介。町で見かけた防犯ポスター。かわいらしいキャラクターの警察官が「振り込め詐欺」への注意を呼びかけています。へ~中国も「振り込め詐欺」多いんだ?と思いました。
まぁ、いかにも多そうですよね。

また、親しみやすいキャラクターを使っているところにビックリ。中国の警察(公安)といえば威圧感があって、親しみとは対極のイメージだったんですが・・・。少なくとも私が留学していた15年前にこんなポスターはなかったな~。こうした告知手法は日本や台湾の影響ですかね?

上海―北京間を5時間で結ぶ新幹線

shanghai09上海から北京へ行くのに、初めて新幹線「和谐号」に乗りました。“和谐”(フーシェ)とは「調和」の意で、近年中国政府が強調している言葉です。発展重視でやってきてひずみが出てきているため、「発展より調和!」という流れなのです。

空港のように巨大な虹橋駅で乗車。時速300kmで走り続け、北京南駅まで5時間で着いてしまいます。早すぎ!!肝心の安全面ですが、かなり気を遣っている感じ。車内の宣伝用映像で、作業員たちが点検する様子をドキュメンタリー風に流していました。

以上で、上海レポート終了! まだ「中国は遅れている国」と思っている日本人も、結構います。一度、上海に行ってみるといいですよ。イメージしていたものがひっくり返ってしまうことでしょう。そのときは、もちろん茨城空港を使ってね!

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茨城県日中友好協会、北京の日中友好交流大会に出席!

zhongriyouhao20155月23日、北京・人民大会堂で「日中友好交流大会」が開催。二階俊博自民党総務会長・全国旅行業協会会長が3000人の訪中団を引き連れ、それを習近平国家主席が歓迎したというニュースが報道されましたね。実は私たちも、運に恵まれその会場にいました!!!

あの3000人は全国各地から集まった観光関係者、日中友好関係者たち。茨城県日中友好協会も12人で訪中団を結成し、人民大会堂に向かったのでした。写真のバックに映っている建物が人民大会堂です。天安門広場の西側に位置しており、毎年3月に全国人民代表大会(全人代)が行われています。
私自身、中国にはそこそこ関わってきましたが、人民大会堂で開催されるイベントに出席するのは、生まれて初めて。それだけに、この日を心待ちにしていました。

巨大なサプライズ!!

しかも、習近平国家主席が式典に出席するというじゃありませんかっっ!!! これは本当に巨大なサプライズでした!!! そもそも今回のイベントは、政治色の薄い民間交流行事。習近平国家主席が出席するタイプの行事ではありません。ところが現地に着いてみると、出席の知らせがあり、訪中団一同「本当ですかっ!?」とド肝を抜かれたのです。

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国家の最高指導者が出席することもあり、何重ものチェックを受けた後、人民大会堂の会場に着席。コンパクトデジカメは持ち込みOKでしたが、一眼レフはNGでした。3000人が一堂に会する光景はちょっとしたカオス。人多し!! 前方のステージに設置された巨大モニターには、中国各地の魅力を紹介する動画が流されていました。

習近平国家主席、二階氏が登場!!

そして、習近平国家主席(写真中央)、二階氏(写真左)が会場に登場!! コンデジで遠くからの撮影では、この画質が限界。高画質のシーンは新華社の報道がベストかも。こちらには重要談話の内容も日本語で載っているので、ぜひご覧下さい。
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談話は約10分間という異例の長さ。歴史問題へクギを刺すコメントは当然ありましたが、全体的には大きな歓迎の意を示されました。個人的には、遣唐使として中国に渡った阿倍仲麻呂と詩人の李白らの友情にも言及して、「2000年の歳月の中で『平和友好』は両国民の心の主流だ」と述べたことにジーンと来ましたね。

続いて、二階氏は「習近平国家主席の挨拶の意味を理解し、その実現、実行のために努力する。ともに日中友好のために力を尽くすことを誓う」と述べました。親中派議員として長く中国と関わって来た二階氏の成果が結実した瞬間でした。

さまざまな演出で訪中団を歓迎!!

今回の出来事、中国ではビッグニュースとして報道されました。翌24日の人民日報では1面を使った大きな記事になっていましたし、国営放送の中国中央電視台(CCTV)でも長い時間を割いて報道していました。日中関係が冷え込んで以降、中国では反日ニュースが多かったので、巨大な前進です。
そして、日本でも各メディアが報道。こちらも同様に、嫌中・反中ニュースもしくは無視がほとんどだったので、情勢の変化を肌で感じることができます。

さて、報道では指導者たちの談話で終わっていますが、その後、中国側がさまざまな演出で3000人の訪中団を歓迎してくれたのです! ここで一部をご紹介しますね。
中国と言えばやはり京劇。北京京劇院(写真左)が『梨園薈(梨園物語)』を演じました。写真右も中国の伝統演劇のひとつで、『変臉』(へんれん)と呼ばれるもの。仮面が一瞬で何度も変わっていく、不思議な演技で観客を魅了しました!
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伝統芸能だけでなく、中国の現代芸能も披露。世界的なピアニストとして活躍している郎朗(ラン・ラン、wiki)が、『肖邦円舞曲(ショパン:華麗なる大円舞曲)』を演奏しました。写真右は甘粛省歌舞劇院と北京歌舞劇院による『絲路印象(シルクロード・ファンタジー)』。中国の歴史の厚みと、民族の多様性を感じました。
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そして大団円を迎え、夢のようなひと時が終わりました。
zhongriyouhao2015-8ここまで来るには、日本と中国のさまざまな人々が裏方として奔走したことを忘れてはいけません。彼らの尽力によって、4月に安倍晋三首相と習近平国家主席による日中首脳会談が実現し、今回の出来事につながったんですね。

国が異なれば摩擦や対立が生まれるのは必然。それでも、国内だけでは解決できない課題を抱えているのは日本も中国も同じ。協力し合うことで道が開けることも多いのです。とくに政治的な対立とは無関係に続けられる民間交流、いわゆる「民民外交」は危機的な状況の中で、底力を発揮する場合があります。

私自身、運良く一生に一度あるかないかの体験をしました。この経験を活かして、これからもできることを淡々と続けていこうと思います。

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中国新指導部の顔触れ

「転換期迎える中国経済 第5回」人治の国理解へ“感度”高めろ

150519_nikkanko日刊工業新聞の金融面で担当させていただいている「転換期迎える中国経済」(毎週火曜日、全5回)。本日、最終回が掲載されました!! 最終回のテーマは「中国情報の集め方」です。たしかに、中国はわかりにくい国です。私のように留学したり、中国人の友人がいる人の方が少数。多くの人にとっては、ステレオタイプのイメージが強すぎて、実態がつかめないと思います。

そこで、これまでの経験で積み重ねてきた「中国情報の集め方」、その一部を記事に書きました。一般の方にとっては、これだけでも結構な情報が集まると思います。

日本の市場は少子高齢化のため、確実に縮小します。だから、どうしたって海外との取引を活発化させないといけないんですね。中でも中華圏は重要。「近くて遠い国」だったものを、本当の意味で「近い国」にすることは大きな意義があると思います。

自分にとっても、今回の連載は大きな意義がありました。これまでメディアではあまり発信されてこなかった中国の側面を伝えることができたからです。これらの情報が、少しでも読者の方々のお役に立てれば嬉しいです。

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日刊工業新聞 金融面「転換期迎える中国経済」
第1回 企業規模より技術力に関心
第2回 中国人誘客で進む日本の国際化
第3回 新中間層に巨大な可能性
第4回 台頭する中国企業動向に商機
第5回 人治の国理解へ“感度”高めろ

「転換期迎える中国経済 第4回」台頭する中国企業動向に商機

150512_nikkanko日刊工業新聞の金融面で担当させていただいている「転換期迎える中国経済」(毎週火曜日、全5回)。先週がゴールデンウィークでお休みだったので、本日第4回目が掲載されています。

今回のテーマは台頭する中国企業! なんといっても凄まじいのは携帯電話メーカーの小米科技(シャオミ)ですよね~。設立わずか4年でアップル、サムスンを抜いて中国シェアNo1に踊り出たのですから。高機能で低価格を売りにしたスマホを大量に投入し、ここまでの快進撃を実現させました。

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写真左が創業者で会長兼CEOの雷軍(レイ・ジュン)。45歳という若き経営者です。彼はマーケティング戦略も巧み。それを象徴するのがこの写真。右の男性は中華圏を代表する大スターのアンディ・ラウ(劉徳華)です。こうしたプロモーションを仕掛け、急激にブランド力を高めていったんですね。

ここまで凄まじい企業が隣国に登場したにも関わらず、メディアから流れる中国ニュースは相変わらずわずか。そのため、日本で知っている人はかなり限られています。それがとっても残念なんです。アジア軽視の報道姿勢を続けることは、これからの日本にとって、百害あって一利なしだと思います。好き嫌いはあるにしても、中国が世界で重要なプレーヤーになっているのは、もはや現実。日本が「世界の情報過疎地」になってほしくない、そんな想いを込めて記事を書きました!!

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第1回 企業規模より技術力に関心
第2回 中国人誘客で進む日本の国際化
第3回 新中間層に巨大な可能性
第4回 台頭する中国企業動向に商機
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シャオミ、ただいま爆進中!!

「転換期迎える中国経済 第3回」新中間層に巨大な可能性

150428_nikkanko日刊工業新聞の金融面で担当させていただいている「転換期迎える中国経済」(毎週火曜日、全5回)。本日第3回目が掲載されました。

日本のメディアで中国人というと、フェラーリを乗り回すような「富裕層」か、その真逆の「貧困層」、あと犯罪者ぐらいしかニュースに出てきません。でも、一般的な生活水準の人々だって当然いるんですよね。しかも、その数なんと5億人!! 日本の総人口の約5倍です。とんでもない可能性を秘めていることは明らかです。そんなことをテーマにして書かせていただきました。

xiyangyangさて、記事の冒頭にある『喜羊羊と灰太狼』とは、社会現象を起こしているほど大人気の中国アニメです。YouTubeにも日本語字幕入りのものがアップされているので、一度見てみてください。子供向けですが、大人も楽しめますよ。日本ではほとんど知られていませんが、中国はアニメ産業においても存在感を示そうとフル回転しているのです。

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