月刊誌『LI -エルアイ-』、茨城で創刊!!

 
アフターコロナをにらみ、実は水面下で色々とやっておりまして、
そのひとつ、編集や中国ニュースの執筆で携わっている
月刊誌『LI -エルアイ-』が茨城県で創刊されました。

「茨城と中国」がテーマの情報誌で、主に県内の経営者、自治体、大学に配布されています。

ニッチな内容ではありますが、「地元ではきっと大きなニーズがあるはずだ!」という想いと確信の下、
株式会社LEIDEAS(レイディアス)の中国人社長・黄磊(こうらい)さんが中心的に働きかけて、創刊が実現しました。

黄磊社長は来日17年、茨城県水戸市に住んで13年目。故郷である遼寧省(Liaoning)と第二の故郷である茨城県(Ibaraki)の頭文字から、
『LI -エルアイ-』と名付けました。

デザインを担当するのは、依頼されたものは何でも作ってしまう一騎当千、「茨城の趙雲」、Design Production Quite(クワイト)です。

現在、WEB版『LI -エルアイ-』も制作中なので、今後は茨城県外の人も読めるようになります。ぜひご注目ください!

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『唐人街探偵-東京MISSION-』、中国映画では異例の日本全国シネマ展開!

 
7月9日に公開された中国映画『唐人街探偵-東京MISSION-』を見てきました。とても面白かったです。チン・フォン(演:劉昊然)と叔父のタン・レン(演:王宝強)の凸凹探偵コンビが世界中の中華街で難事件を解決する人気シリーズの第3作目。
 
今回は舞台が東京。妻夫木聡や長澤まさみ、浅野忠信、染谷将太など日本のスター俳優に加え、『マッハ!!!!!!!!』でブレイクしたタイのトニー・ジャーまで出演。始めから終わりまではハイテンションなアクションとストーリーが続く、誰もが楽しめる娯楽作品です。

かつてアジア映画はとにかくマイナーだった

それにしても香港映画ではなく、中国本土の映画が日本全国規模のスクリーン展開とはね。いやあ、信じられませんよ。ずいぶん時代も変わりましたね。
 
私が学生時代の頃はアジア関連の情報がほぼ皆無でした。「韓流」というジャンルはまだ存在しておらず、せいぜいジャッキー・チェンのカンフー映画ぐらい。そんな時代に公開されていた中国映画といえば、『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993年)や『哀戀花火』(1994年)などのように文学的な要素が強いものがほとんどで、岩波ホールや日比谷シャンテなどの単館ミニシアターがお決まりでした。
 
中華スターが集合して日本を舞台にした映画といえば、『東京攻略』(2000年)があります。仲村トオルや阿部寛など日本のスター俳優も多数出演していましたが、日本では全く話題になりませんでした。
 
そういう時代を知っていますからね。中国映画が全国公開されていたり、妻夫木聡や長澤まさみといったスター俳優が出演していたりする状況は信じられないわけです。同時にとても嬉しく思います。

中国語学習者は字幕版がオススメ

ちなみに全国展開の本作ですが、ほとんどが吹替版で上映されています。中国語版(日本語字幕)は劇場がかなり限られており、都内でもTOHOシネマの新宿、池袋、六本木の3館のみです。でも、せっかく妻夫木聡ほか日本人キャストが中国語で熱演しているのですから、多くの人に中国語版(日本語字幕)も見てほしいです。とくに中国語学習者は必見です!!

加えて、アフターコロナにおいて『唐人街探偵 東京MISSION』のロケ地を巡りたいと考えている中国の映画ファンは多いと思います。何年経っても「SLAM DUNKの踏切」を見ようと鎌倉まで行く人も多いぐらいなので、必ずやって来るでしょう。
 
そして日本政府(内閣府、観光庁など)も中国ファンの訪日による経済効果を期待しており、すでにロケ地マップ(日中英3か国語)を制作しています。ジャパン・フィルムコミッションのサイトにPDFが公開されているので、ダウンロードしておきましょう。私たち中国語通訳ガイドや、インバウンド関係者には強力なツールになります。

最後にトリビア

本作に出演している劉昊然と染谷将太は、他にも同じ映画に出ていたことがあります。それが『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(2018年)。二人が一緒に登場するシーンはありませんが、どちらも重要な役どころ。染谷将太は主役の空海を演じ、ほぼ全部が中国語のセリフという大役を務めました。

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【映画パンフレット】唐人街探偵 東京MISSION 監督 チェン・スーチェン 出演 ワン・バオチャン、リウ・ハオラン、妻夫木聡、トニー・ジャー、長澤まさみ、染谷将太

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『羅小黒戦記』に感動と驚愕!

『羅小黒戦記(ロシャオヘイせんき)〜ぼくが選ぶ未来〜』をついに観ました!観て良かった。素晴らしかった。

キメツが新記録を樹立した裏で、異例のロングランになっていた知る人ぞ知る本作。しかも、珍しいことに中国アニメなのです。

物語の雰囲気はスタジオジブリに似ており、戦闘シーンは『NARTO』の影響が見られます。制作陣は間違いなく日本アニメのファンでしょう。

かといって単なるマネやパクリではなく、しっかり中国アニメとして昇華させています。

いやはや、すでにこのクオリティまで来ちゃっているんですね。見ればぶっ飛んでしまうでしょう。中国のことが好き嫌いとかは関係なく、誰が見ても感動できる作品です。

ちなみに、本作の配給はキメツを制作したアニプレックスです。やっぱり、とんがっている会社は違います。一般的に日本社会において、「中国」とかは手を出さずに避ける分野でしょう。でも、この会社はやっちゃうんですよね。そしてキメツのようなとんでもないブームを作り出しちゃうんですよね。

外部リンク

『羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜』公式サイト

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ロシアW杯、中国企業のスポンサー料は約900億円

「日本代表の初戦勝利で沸く、2018年ロシアW杯。一方で、目が行ってしまうのがスタジアムの広告看板。「万达」「蒙牛」「冠益乳」「海信」といった漢字の広告が並びます。これらは中国企業の看板。

今大会、中国企業が投下する金額は約900億円でなんと世界一。「FIFAパートナー」、「FIFAワールドカップスポンサー」という上位スポンサーには、4社が名を連ねています。
大連万達集団(ワンダグループ、不動産)
蒙牛乳業(乳製品)
海信集団(ハイセンス、家電)
維沃移動通信(スマホ)

かつてはセイコー、キヤノン、富士フイルムといった日本企業の看板がW杯に出ていたんですけどね。2014年にソニーが撤退したのを最後に今はゼロ。ちなみに、韓国企業はサムスン1社がスポンサーになっています。

┐(‘~`;)┌. ふぅ~。これが世界の趨勢であり、現状か……。

日本人および日本社会は、今でも欧米が大好きで、アジアに無関心なんですが……
当の欧米が重視しているのは、もはや中国なんですよね。チャイナマネーがないと、大会運営に支障をきたすレベル。

サッカー中国代表がW杯に出場したのは、2002年日韓大会の1回だけですが、今後は豊富な資金をバックに台頭してくるでしょうね。

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茨城県日中友好協会、北京の日中友好交流大会に出席!

zhongriyouhao20155月23日、北京・人民大会堂で「日中友好交流大会」が開催。二階俊博自民党総務会長・全国旅行業協会会長が3000人の訪中団を引き連れ、それを習近平国家主席が歓迎したというニュースが報道されましたね。実は私たちも、運に恵まれその会場にいました!!!

あの3000人は全国各地から集まった観光関係者、日中友好関係者たち。茨城県日中友好協会も12人で訪中団を結成し、人民大会堂に向かったのでした。写真のバックに映っている建物が人民大会堂です。天安門広場の西側に位置しており、毎年3月に全国人民代表大会(全人代)が行われています。
私自身、中国にはそこそこ関わってきましたが、人民大会堂で開催されるイベントに出席するのは、生まれて初めて。それだけに、この日を心待ちにしていました。

巨大なサプライズ!!

しかも、習近平国家主席が式典に出席するというじゃありませんかっっ!!! これは本当に巨大なサプライズでした!!! そもそも今回のイベントは、政治色の薄い民間交流行事。習近平国家主席が出席するタイプの行事ではありません。ところが現地に着いてみると、出席の知らせがあり、訪中団一同「本当ですかっ!?」とド肝を抜かれたのです。

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国家の最高指導者が出席することもあり、何重ものチェックを受けた後、人民大会堂の会場に着席。コンパクトデジカメは持ち込みOKでしたが、一眼レフはNGでした。3000人が一堂に会する光景はちょっとしたカオス。人多し!! 前方のステージに設置された巨大モニターには、中国各地の魅力を紹介する動画が流されていました。

習近平国家主席、二階氏が登場!!

そして、習近平国家主席(写真中央)、二階氏(写真左)が会場に登場!! コンデジで遠くからの撮影では、この画質が限界。高画質のシーンは新華社の報道がベストかも。こちらには重要談話の内容も日本語で載っているので、ぜひご覧下さい。
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談話は約10分間という異例の長さ。歴史問題へクギを刺すコメントは当然ありましたが、全体的には大きな歓迎の意を示されました。個人的には、遣唐使として中国に渡った阿倍仲麻呂と詩人の李白らの友情にも言及して、「2000年の歳月の中で『平和友好』は両国民の心の主流だ」と述べたことにジーンと来ましたね。

続いて、二階氏は「習近平国家主席の挨拶の意味を理解し、その実現、実行のために努力する。ともに日中友好のために力を尽くすことを誓う」と述べました。親中派議員として長く中国と関わって来た二階氏の成果が結実した瞬間でした。

さまざまな演出で訪中団を歓迎!!

今回の出来事、中国ではビッグニュースとして報道されました。翌24日の人民日報では1面を使った大きな記事になっていましたし、国営放送の中国中央電視台(CCTV)でも長い時間を割いて報道していました。日中関係が冷え込んで以降、中国では反日ニュースが多かったので、巨大な前進です。
そして、日本でも各メディアが報道。こちらも同様に、嫌中・反中ニュースもしくは無視がほとんどだったので、情勢の変化を肌で感じることができます。

さて、報道では指導者たちの談話で終わっていますが、その後、中国側がさまざまな演出で3000人の訪中団を歓迎してくれたのです! ここで一部をご紹介しますね。
中国と言えばやはり京劇。北京京劇院(写真左)が『梨園薈(梨園物語)』を演じました。写真右も中国の伝統演劇のひとつで、『変臉』(へんれん)と呼ばれるもの。仮面が一瞬で何度も変わっていく、不思議な演技で観客を魅了しました!
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伝統芸能だけでなく、中国の現代芸能も披露。世界的なピアニストとして活躍している郎朗(ラン・ラン、wiki)が、『肖邦円舞曲(ショパン:華麗なる大円舞曲)』を演奏しました。写真右は甘粛省歌舞劇院と北京歌舞劇院による『絲路印象(シルクロード・ファンタジー)』。中国の歴史の厚みと、民族の多様性を感じました。
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そして大団円を迎え、夢のようなひと時が終わりました。
zhongriyouhao2015-8ここまで来るには、日本と中国のさまざまな人々が裏方として奔走したことを忘れてはいけません。彼らの尽力によって、4月に安倍晋三首相と習近平国家主席による日中首脳会談が実現し、今回の出来事につながったんですね。

国が異なれば摩擦や対立が生まれるのは必然。それでも、国内だけでは解決できない課題を抱えているのは日本も中国も同じ。協力し合うことで道が開けることも多いのです。とくに政治的な対立とは無関係に続けられる民間交流、いわゆる「民民外交」は危機的な状況の中で、底力を発揮する場合があります。

私自身、運良く一生に一度あるかないかの体験をしました。この経験を活かして、これからもできることを淡々と続けていこうと思います。

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「転換期迎える中国経済 第5回」人治の国理解へ“感度”高めろ

150519_nikkanko日刊工業新聞の金融面で担当させていただいている「転換期迎える中国経済」(毎週火曜日、全5回)。本日、最終回が掲載されました!! 最終回のテーマは「中国情報の集め方」です。たしかに、中国はわかりにくい国です。私のように留学したり、中国人の友人がいる人の方が少数。多くの人にとっては、ステレオタイプのイメージが強すぎて、実態がつかめないと思います。

そこで、これまでの経験で積み重ねてきた「中国情報の集め方」、その一部を記事に書きました。一般の方にとっては、これだけでも結構な情報が集まると思います。

日本の市場は少子高齢化のため、確実に縮小します。だから、どうしたって海外との取引を活発化させないといけないんですね。中でも中華圏は重要。「近くて遠い国」だったものを、本当の意味で「近い国」にすることは大きな意義があると思います。

自分にとっても、今回の連載は大きな意義がありました。これまでメディアではあまり発信されてこなかった中国の側面を伝えることができたからです。これらの情報が、少しでも読者の方々のお役に立てれば嬉しいです。

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