クアラルンプールの中華街

クアラルンプールにおります。超高層ビルの建設が今なお続いており、街中がエネルギッシュな雰囲気で満ちています。それなのにそれほど物価は高くなく、円安に苦しむ日本人に優しい国です。

中国語界隈にいる私は、まずは中華街にダイブ!多民族国家マレーシアのメインはマレー系ですが、中華系も2割ほどいます。2割といっても彼らの存在感は強く、中国語はあちこちで通じるように仕組みができています。

クアラルンプールの中華街も喧騒と活気に満ちていました。お馴染みの楼門や関帝廟もあります。


どこの店も「よってきなよ老板、老板!(ラオバン、※社長さん)」と声かけに熱心です。

私が食べてみたのは、「老鼠粉」という麺類です。

老鼠(ねずみ)と書いてあったので、ねずみ肉でも入っているのかと警戒しましたが、そうではなく、オリジナルを作った客家系が、両端がとがってねずみに見えたことから名付けたそうです。生卵や豆板醤をまぜて食べたら、めちゃくちゃ美味しかったです。

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水戸にゲストハウス「木蘭の郷」が準備中!

取材などで水戸へ訪れることは多いですが、ホテルが水戸駅周辺にしかないのが残念です。茨城大学や保和苑近くで用事があるときに不便に感じます。

そうした声は結構多いようで、保和苑近くでゲストハウスを準備している人がいます。木蘭酒家の事業マネージャー中国出身の呉金麗さん(ウー・チンリー/ご・きんれい、以下ニックネームのしんちゃん)です。

現在しんちゃんは、ゲストハウス「木蘭の郷」を開設するため、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中。実現すれば私も助かるので、熱烈応援します。皆さんもぜひ応援お願いします!!

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https://camp-fire.jp/projects/753751/preview?token=3ux4orgu&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

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「朱舜水交流会」に登壇いたしました

「水戸黄門」(徳川光圀)を知らない人はほとんどいないでしょう。しかし、彼には「中国人の先生がいた!」ことを知っている人は、どれくらいいるでしょうか?

350年前の鎖国中の日本。異国人がお殿様の先生になるなんて、あり得ない時代。しかし、実在したのです。その名は朱舜水(しゅ しゅんすい)。

中国関係の仕事をしているため、勝手にアンテナが立って、ここ10年ほど独自に調べ続けてきました。かなり詳しくなりましたが、一般的には超マイナーな人物なので、溜め込んだ知識もとくに使い道がないままに。

ところが、そんな朱舜水をテーマにした酔狂な会が11月3日に開催され、光栄にも登壇させていただきました。しかも、サザコーヒー鈴木誉志男会長と対談までさせていただくことに。経済界の重鎮で、母校・東洋大学の大先輩!!同社は学祖「井上円了珈琲物語」も製造しており、大学の顔でもあります。恐れ多いにも程がある。

講話の後、「水戸で生まれ育ったのに、朱舜水を初めて知りました。もっと知りたいです」という方もいて、あぁ、話をした甲斐があったと思いました。当日の詳細記事はこちら

今後も機会があれば、朱舜水の“推し活”をさせていただきます。

徳川光圀と朱舜水 プロローグ

「台湾小祭」に行ってきました

 
東京駅前のKITTE地下1階にて開催中の「台湾小祭」に行ってきました。台湾のお菓子や肉まんが販売されていたり、観光情報が発信されています。10月2日(日)まで開催。なお、ひとつ上の1階には、サザコーヒー KITTE丸の内店があります。


 
 
日本では目にすることがほとんどない台湾のビールも売られています。

奇しくも本日9月29日は「日中国交正常化50周年」。同時に台湾との断交から50年目にもなります。
中華圏と関わりがある自分としては、みんな仲良くやりましょうと思いますが・・・。人間が2人いるだけで利害が発生してしまうので、現実は難しいことばかり。なんとか折り合いをつけてやっていくしかないのでしょう。

ロッキンで見かけた中国語デザイン

 
ROCK IN JAPAN FESTIVAL2022(ロッキン)に行ってきました。
そこで気付いた面白いことについて書きます。

参加者たちはそれぞれ個性的な服を着て夏フェスを楽しむわけですが、アーティストが限定販売しているTシャツを着ている人がやはり多いです。
それらを眺めていたら、漢字(中国語)をあしらったデザインが多いことに気付きました。

少なくてもYOASOBI、SUPER BEAVER、緑黄色社会のものはありました。もしかしたら、もっと多いのかもしれません。

緑黄色社会のタオルには「让我们享受夏天」(夏を満喫しようぜ)と簡体字で書いてありました。

英語(アルファベット)をあしらったデザインはやり尽くして陳腐化している感もあり、今は漢字(中国語)が目新しくCOOLに見えるのかもしれません。
または中華圏マーケットを意識して、そういうグッズを作っている可能性もあります。実際、YOASOBIは台湾でも人気のようです。これも時代の変化でしょうか。

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「京劇における『西遊記』」を受講

 
昨日、日中学院(東京都文京区)の夏季集中講座「京劇における『西遊記』」を受講してきました。講師は京劇俳優の石山雄太さん。初めて知った内容も多く、とても面白い講義でした。

沙悟浄は実は正体不明。日本では河童として描かれているが、そもそも中国に河童は存在しない。正しくは「水の妖怪」だがうまく説明できないので、日本では近いイメージである河童が広がった。

京劇の隈取は「脸谱」(リェンプー)という。日本歌舞伎の隈取とは性質が異なり、その人物の役柄や運命が情報として描かれている。ストーリーが分かった後に再度見てみると新しい発見があり、それも京劇の楽しみ方の一つ。

石山雄太さんは子供の頃、テレビで見た京劇の孫悟空に憧れ、中国の京劇専門学校に留学し、卒業後はプロとして中国国家京劇院に所属し、中国人以外の外国人として初めて京劇俳優になった凄い人です。

日本人でも古典芸能の歌舞伎や狂言の言葉は聞いてもわかりません。同様に、京劇の中国語も古文であり、現代中国人が聞いてもダイレクトにはわかりません。それを非ネイティブが勉強して身につけるのは、並大抵の努力ではできません。

プロになってからは念願だった孫悟空を演じ、現在は日本で京劇の公演を行ったり、立教大学で京劇講座を担当しています。

私は昔から追っかけをしています。中国留学の後に、自分の道を切り開いている石山さんは憧れの存在であり、道標でもあります。サインをもらっちゃいました!サインですよ。ヒャッホー!!\(^o^)/

こんな凄い日本人がいるのか! 京劇のことは知らないけど舞台を見てたいという方は、10月8日(土)に公演がありますので、ぜひどうぞ! 申込やお問い合わせはTEL03-3815-5085(日中友好会館)。

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