昨日は石山雄太さんが出演した京劇(新潮劇院 創立20周年記念公演)を堪能しました。ぜひ多くの方に石山雄太さんを、さらには彼を入口にして、京劇や中国文化を知っていただきたいですね。
西遊記から「孫悟空 天界大暴れ」(原題:鬧天宮)を上演。石山さんは十八番の孫悟空として出演しました。これは孫悟空が三蔵法師と出会う前の物語で、天界でやりたい放題の悪さをします。怒り狂った神様たちと孫悟空はついにバトルとなりますが、これがかなりの迫力! また、自分の分身である「チビ猿」を使った攻撃もユニーク。何より演じたちびっ子孫悟空たちが可愛かったです。
京劇や中国文化を知らない人でも楽しめるように随所に工夫されていました。日本語字幕もスクリーンに映し出され、さらには明治大学 加藤徹教授のとてもわかりやすい解説もありました。
実は若い中国人たちも、もう京劇をあんまり知りません。日本の古典芸能と同様ですね。ですから、石山さんたちの活躍によって、日本人はもとより、中華圏の人たちも祖国の文化を見直すキッカケになればいいですね。
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