世の中に「ポイント」が数多くある中で、楽天ポイントが広く普及しているのはシンプルだからだと思います。楽天カード、楽天銀行、楽天証券などの金融サービスと紐づいており、ネットだろうが実店舗だろうが、ハンバーガーだろうが投資信託だろうが、面倒な手続き不要でどこでも1ポイント(=1円)から使えてしまうのですから。いわゆる「楽天経済圏」というやつですね。
逆にシンプルじゃない例として、イオングループのポイントがあります。かつては電子マネーWAONを爆発的に普及させた実績を誇っていましたが、時代は激しく変化しています。
スマホの普及でQRコード決済が伸び、電子マネーの利用率は減少傾向にあります。さらにネットショッピングもグングン利用され、逆にイオンのような実店舗販売は苦戦しています。
ここで差がつくのがポイント戦略なのです。楽天ポイントのシンプルさと比較すると、イオングループのやっていることは複雑怪奇です。だって3種類もあるんですから。
まず、イオンカード
などを利用していると、「①ときめきポイント」というのが貯まります。このときめきポイントは交換商品が決まっており、それを選ばない場合は「②WAONポイント」というものに変換できます。ただし1000ポイントからです。しかも、ネットショップでしか使えません。イオンなどの実店舗で使おうと思ったら、さらに「③電子マネーWAON」に変換する必要があります。
ここでわかりにくいことに、なんと「WAONポイント」と「電子マネーWAON」は異なる存在なのです。しかも、店舗にある端末で手続きして、ようやく「電子マネーWAON」に交換できます。この複雑な手続きお年寄りとか絶対できないぞ!
(# ゚Д゚)なぜ楽天ポイントみたいにシンプルにしないんだ?
イオングループは小売業者では国内ナンバーワン。イオン銀行やあらゆる関連店舗を有し、総力上げれば楽天など霞んでしまうほどの規模・実力なのに実にもったいないです。ポイント戦略を見直せばそれこそ「イオン経済圏」ができあがり、ネットショッピング需要を増やしたり、グループ間の購買力を上げることができるかもしれないのに・・・。
時代の流れを見誤るとどうなってしまうか? 呉服屋から創業して260年以上の歴史を持つイオングループがそれに気づいていないはずはないでしょう。それとも長い伝統の果てに、それらを忘れてしまったのでしょうか。
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