横須賀てるひさ氏は30代の若手行政書士ですが、今では「資格起業家」として飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しています。
「資格起業家」は、まさに横須賀氏が独自に考え出した概念で、
資格業の弱みを把握した上で、逆に強みを強調させた起業家モデルといえます。
資格業は、一般的に「強い」と思われがちですが、結局は個人の資質に左右されます。
よく話に出てきますよね。「司法試験に受かったのに、仕事が取れない弁護士」とか。
横須賀氏自身も、行政書士になりたての頃、仕事がまったく取れずに廃業寸前まで行きました。
そこで、悩みに悩んで考えて、ついに得た結論が「資格起業家」というわけです。
横須賀氏によれば、資格業なのに弱い人には共通点があるといいます。
それは「資格依存度が高すぎる人」とのこと。「資格さえ取ればなんとかなる」と思い込んでいる人は、資格依存度が高い人といえます。
こういう人は、資格を取ってからのビジネスモデルなどを一切考えていません。
しかし、資格を持っているからといって、黙っていても仕事がやってくるということはありません。
そこは戦略が必要です。そうした戦略が、横須賀氏の本には満載なのです。
資格が持つ信頼度に戦略が加わったとき、「鬼に金棒」の力を発揮します。まさにオススメのビジネス本です。