ベトナムセミナーに参加してきました

ベトナムセミナーに参加してきました最近、ASEAN関係の仕事が増えてきました。やはり、ASEAN経済共同体(AEC)の発足が近いこともあって、いろいろと活発になっているのでしょう。

昨日も「ベトナムの経済発展と人づくり」(公益財団法人国際人材育成機構、ベトナム社会主義共和国労働・傷病兵・社会省の共催)という規模の大きいセミナーがあったので、参加してきました。会場は渋谷のセルリアンタワー東急ホテル。本来、500名だった定員を大きく上回る800名が来場。注目度の高さが伝わってきました。

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目玉は、やはりグエン・ティ・キム・ガン国会副議長を筆頭とした訪日団。どんな国であれ、この立場の人物が来たら、セミナーの重みが異なります。なにせ会場の説明によれば、グエン・ティ・キム・ガン氏は将来の首相に近い人物とのこと。写真に映っている女性の方です。

日本側来賓に自民党総務会長・二階俊博氏の名前がありました。二階氏が日中友好議員連盟会長というのは有名ですが、日本・ベトナム友好議員連盟会長でもあったんですね。ただ、公務のために欠席。代理で議員連盟総務次長の武部新(たけべ・あらた、自民党、衆議院議員)氏が出席。そして、その父である元衆議院議員・武部勤氏も参加していました。

今回は、ベトナムに投資を呼びかけるセミナーではなく、従来からあった「技能実習生プログラム」を有意義に活用していこう!という内容でした。

公益財団法人国際人材育成機構会長の栁澤共榮氏は、「このプログラムは適正に活用すれば、両国の経済を健全に発展させます。日本で2~3年技術を習得し、その技術を帰国後に生かすことでベトナムも豊かになるからです。今では起業に成功した社長たちのネットワークまでできています」と話していました。なるほど、このネットワークは親日の人が多いと思われるのでとてもいいことですね。

近年、このプログラムはマイナス面の方が多く報道されてきました。技能実習生を安い労働力としてしか考えない経営者が、劣悪な労働をさせている、そんなニュースです。その結果、逃亡したり恨みを抱いて殺害するといったニュースも。そのため弁護士連などは、この制度を廃止せよと主張しているのも事実です。いずれにしても、両国の発展につながるような制度としてブラッシュアップしてほしいです。

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さて、写真左の女性はもうひとりの重鎮であるファム・ティ・ハイ・チュエン労働・傷病兵・社会大臣。今回参加した重鎮ふたりとも女性というのも、ベトナムの大きな特色ですね。旅行でいいから、ベトナムに一度訪れてみたいと思いました。

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