茨城空港発→現在も大発展中の上海行き

 
いやあ~茨城空港って便利だな~。東京駅―茨城空港間、片道500円でバスに乗れちゃうんですよ(現在、このキャンペーンは終了)!!

駐車場だって、何日止めても無料!!

って、ステマっぽい書き方しちゃいましたが、結論言いますと、かなりお得で便利な空港です。ぜひご利用くださいね。

とてもリーズナブルな春秋航空

茨城県日中友好協会の今回の訪中は、北京で開催される「日中友好交流大会」に出席することが大きな目的でしたが、地元の茨城空港を利用しその便利さを伝えることも大切な仕事。ということで、茨城空港→上海→北京→上海→茨城空港と、大陸沿海部をぐるっとする旅程になったのです。

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茨城空港からは春秋航空が上海便を飛ばしています。平日で運が良ければ5,000円で上海に行くことができます。国内の新幹線より安く、海外に行けるってどういうこと!? LCCの先駆者的存在として、成長を続けている理由がわかります。

LCCなのでコストカットを徹底していますが、機内はちょっと狭く感じる程度。食事などはすべて有料。簡素ですが、上海まで3時間の旅においては気にならないでしょう。

上海、今も鋭意発展中!!

さて、上海に着きました。今回、観光の時間はほとんどなし。それでも街で撮りまくった写真で、現在も大発展を続けている上海を無理やりレポートしてみます。

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左のタワーは上海のシンボルである「東方明珠電視塔」(高さ467.9m、wiki)です。

写真右から2番目に高い栓抜きみたいな形をしたビルは、「上海環球金融中心」(高さ492m、wiki)。現在、中国一高いビルです。森ビルが作ったこともあり、上海ヒルズと呼ぶ人もいます。

では、その上海ヒルズを遥かに凌ぐ、写真右の超超超高層ビルは何!? うねった特徴的なデザインのこちらは「上海中心」(完成後の高さ632m、wiki)。うねりは龍が天空に舞う姿をイメージしたそうです。これらの超高層建築物は、まさにエネルギッシュに成長する上海、そして中国を象徴しているといえます。

上海といえば豫園、そして小籠包

上海といえば「豫園」(よえん、wiki)と言われるほど、定番の観光スポット。超高層ビルが立ち並ぶ上海において、明代の状態を残した心落ち着く庭園です。そこに隣接しているのが「豫園商城」(wiki)。こちらは観光客でごった返しており、いかにも中国らしいところです。
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レストランやお土産屋が集中しており、宝石、医薬品、食品などなんでも売っています。上海名物の小籠包も、100年以上前からこの地域で育まれてきました。ただ、豫園商城にはパワフルにしつこい物売り、スリも多いので、単独では歩かない方がいいでしょう。あとドローンが観光客の至近距離を飛んでいて、危ないと感じました。

上海観光は周遊バスが便利

shanghai03この豫園を含めて、上海の主要観光スポットを巡る2階建て周遊バスがあります。これかなり便利ですよ!

30元で1日券カードが買え、これがあれば周遊コース内で自由に乗り降りできます。また、座席にはイヤホンがあり、7か国語の音声ガイドで観光スポットの歴史などを解説してくれます。ちなみに、このバスも春秋航空の関連会社が運営。春秋航空は勢いありますね。

上海一の繁華街である「南京路」(wiki)。平日なのに凄まじい人!
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shanghai05この当たりは西洋風建築が立ち並んでいます。19世紀、欧米列強の共同租界として発展したからなんですね。

右はイギリス式建築物の上海美術館(wiki)。租界時代は競馬場のクラブハウスでした。

下は租界時代の洋風建築が立ち並ぶ「外灘」(ワイタン、wiki)。夜景の美しさは世界屈指ですよ!
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外灘には、旧ジャーディン・マセソン商会ビルもあります。ここには幕末、長州ファイブ(長州五傑:井上馨、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤博文、井上勝)も訪れました。
長州ファイブをロンドンにいざなったジャーディン・マセソン商会

ゆるキャラもいる

shanghai07上海にもゆるキャラがいます。小籠包からデザインされた「PAOPAO」です。日本向けPRのために、上海市観光局によって2012年に制作されました。日本人が喜びそうなツボをしっかり研究しています。中国あなどれません!

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もうひとつ紹介。町で見かけた防犯ポスター。かわいらしいキャラクターの警察官が「振り込め詐欺」への注意を呼びかけています。へ~中国も「振り込め詐欺」多いんだ?と思いました。
まぁ、いかにも多そうですよね。

また、親しみやすいキャラクターを使っているところにビックリ。中国の警察(公安)といえば威圧感があって、親しみとは対極のイメージだったんですが・・・。少なくとも私が留学していた15年前にこんなポスターはなかったな~。こうした告知手法は日本や台湾の影響ですかね?

上海―北京間を5時間で結ぶ新幹線

shanghai09上海から北京へ行くのに、初めて新幹線「和谐号」に乗りました。“和谐”(フーシェ)とは「調和」の意で、近年中国政府が強調している言葉です。発展重視でやってきてひずみが出てきているため、「発展より調和!」という流れなのです。

空港のように巨大な虹橋駅で乗車。時速300kmで走り続け、北京南駅まで5時間で着いてしまいます。早すぎ!!肝心の安全面ですが、かなり気を遣っている感じ。車内の宣伝用映像で、作業員たちが点検する様子をドキュメンタリー風に流していました。

以上で、上海レポート終了! まだ「中国は遅れている国」と思っている日本人も、結構います。一度、上海に行ってみるといいですよ。イメージしていたものがひっくり返ってしまうことでしょう。そのときは、もちろん茨城空港を使ってね!

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高松―上海間で春秋航空が就航

 
香川県といえば讃岐うどんですが、さらなる名物を作り出す動きが活発化し、ついに「さぬきうどんバーガー」なるものが爆誕しました!

さて、その香川県高松市と上海間で定期便が就航されることになりました。
航空会社は春秋航空。茨城空港から上海まで片道4000円という破格の料金を打ち出し、大きな話題になった格安航空会社(LCC)です。

就航日は3月27日で週4往復。茨城空港ではチャーター便でしたが、高松空港では春秋航空の念願が叶い定期便が就航されることになりました。

これまで香川県では中国人観光客誘致の動きは乏しく、当然中国語表記も町にはないし、中国語を話せる人材も少ないそうです。はじめはインフラ整備に時間がかかると思いますが、上海からの観光客が増えれば経済効果も期待できるはず。中国人にも讃岐うどんは人気のグルメとなるでしょうか。

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