京劇俳優・石山雄太さんからお誘いいただき、『ハヌマタヤナ~ハヌマーンが行く!』を観劇してきました。
石山さんはいつもは孫悟空を演じていますが、今回は悟空のモデルになったと言われているインドの猿神ハヌマーンを演じておりました。
さらに今回は、インド古典舞踊、フラメンコ、バリ舞踊、京劇、タブラ演奏と他ジャンルの踊り手さんたちが集結。素人考えながら「これ、うまくまとまるの? 大丈夫?」と心配になっていましたが、観たらビックリ。それぞれの分野で磨き上げた技術がインド叙事詩ラーマーヤナに絶妙に溶け込み、素晴らしいハーモニーを生み出していました。さすがはプロフェッショナルの方々。
フラメンコの靴音は心地よいリズムを奏で、踊るとシャンシャンと音が鳴るインド古典舞踊はダンスそのものが楽器のようでした。石山さんのハヌマーンも、いたずらっ子孫悟空の面影が重なり、笑って観てました。
演者さんたち自身が他分野のプロたちと楽しみながら踊っている、それが観客にまで伝わってくる貴重な観劇体験でした。
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