瀕死のシャープの分析

瀕死のシャープの分析ほんの1年前まで優良企業だったシャープが、なぜ今、瀕死の状態なのか、不思議に思っている人は多いと思います。東洋経済やダイモンドなどの分析がよくまとまっています。

2000年代はシャープにとって夢の時代だった

家電メーカーの中位だったシャープは00年以降、トップメーカーに躍り出ました。原動力となったのは液晶でした。

経営陣は、積極的な投資を矢継ぎ早に行いました。00年代半ばまでに三重第2、第3工場(三重県多気郡)、亀山第1、第2工場(三重県亀山市)と8000億円超をテレビ用液晶パネルの生産ラインに投じました。

とくに、04年1月に稼働した亀山第1工場は、「世界の亀山」と呼ばれ、“日本のモノづくり”の象徴となりました。
業績は急拡大。08年3月期には過去最高となる売上高3兆4177億円、純利益1019億円を計上しました。
しかし、それでも莫大な投資はシャープの財務体質を悪化させていたといいます。

没落の原因として考えられること

・液晶パネルの価格下落が想像以上だった
・堺工場(09年10月稼働)への4000億円が完全に失敗だった
・円高が予想外に長く続いた

今の騒動に見る哀しさ

2012年3月に、台湾の鴻海精密工業がシャープの筆頭株主になったことが発表されました。このとき、日本のメディアはあまり詳しく報じませんでしたが、シャープはすでに鴻海の傘下に入ったも同然だったんです。
この段階でルノーの傘下に入った日産のように、カルロス・ゴーンが来て大リストラを展開しておけば、事態の悪化は食い止められたかもしれません。

しかし、人間というのは、かつての栄光をそう簡単に捨て去ることができない生き物です。
シャープは台湾外資のもとで「自立」にこだわり続けているんですね。それが今の騒動に発展したということではないでしょうか。
もう負けてしまったんですよ、シャープは。いち早くその事実を受け止めて次へ進まなければ、事態はもっと悪くなると思います。

・シャープ株価 2012年9月4日 209円(+23円)

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