「転換期迎える中国経済 第4回」台頭する中国企業動向に商機

150512_nikkanko日刊工業新聞の金融面で担当させていただいている「転換期迎える中国経済」(毎週火曜日、全5回)。先週がゴールデンウィークでお休みだったので、本日第4回目が掲載されています。

今回のテーマは台頭する中国企業! なんといっても凄まじいのは携帯電話メーカーの小米科技(シャオミ)ですよね~。設立わずか4年でアップル、サムスンを抜いて中国シェアNo1に踊り出たのですから。高機能で低価格を売りにしたスマホを大量に投入し、ここまでの快進撃を実現させました。

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写真左が創業者で会長兼CEOの雷軍(レイ・ジュン)。45歳という若き経営者です。彼はマーケティング戦略も巧み。それを象徴するのがこの写真。右の男性は中華圏を代表する大スターのアンディ・ラウ(劉徳華)です。こうしたプロモーションを仕掛け、急激にブランド力を高めていったんですね。

ここまで凄まじい企業が隣国に登場したにも関わらず、メディアから流れる中国ニュースは相変わらずわずか。そのため、日本で知っている人はかなり限られています。それがとっても残念なんです。アジア軽視の報道姿勢を続けることは、これからの日本にとって、百害あって一利なしだと思います。好き嫌いはあるにしても、中国が世界で重要なプレーヤーになっているのは、もはや現実。日本が「世界の情報過疎地」になってほしくない、そんな想いを込めて記事を書きました!!

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シャオミ、ただいま爆進中!!